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汎用旋盤、立型フライス盤と来まして、今回はNC旋盤についてご紹介します。
▼第３回目マシン紹介は、MazakのNC旋盤です。
旋盤にNC装置を装備したものをNC旋盤といいます。
NC(Numerical Control)装置とは、数値制御装置のことで、NC装置のおかげでプログラミングされた順序に従って自動的に加工を行えるようになります。
▼こちらのNC旋盤は刃物台がタレット型になっています。
タレット型とは円筒に放射状に刃物がついているもののことを言います。
▼またベッドに傾斜がついているのがわかるでしょうか。
この傾斜がついたタイプをスラントタイプベッドといい、キリコの排出を手助けします。
▼ここがチャック(材料を取り付けて固定するところ)です。
このチャックの爪が特殊なもので、円形生爪(なまづめ)がついています。
通常の爪よりも材料に接する表面積が広いため、材料をしっかりと固定できる他、
パイプなどの薄い材料に食い込みや、余計な傷をつけない効果があります。
何故金属なのに「なま」なのでしょうか。
通常爪は焼き入れされて爪の形を変えられないので、購入してすぐ使用できますが、材料にフィットした抑え方ができません。
一方生爪は材料に合わせて成形ができるので、消耗品ではありますが精度の高い加工ができるのです。
▼タレットにはさまざまな刃物がついていて、角度の異なるバイト(刃物)で外径を削り、ドリルで内径を削ります。
▼バイトの根本にチューブがついています。
バイトの先から切削液を出しながら削ることによって、キリコの邪魔を防ぎつつ加工ができます。
▼心押し台はここにあります。
いかがでしたでしょうか。コンピューター制御のマシンの紹介に入りましたが、最新マシンまではまだまだ道は長そうです。弊社にはもう一台、性能の多いスタイリッシュなＮＣ旋盤があるので、次回はそちらを紹介して行きたいと思います。ご購読ありがとうございました。
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