初心者が送るマシン紹介【DMG森精機CMX800V】

今回ご紹介するのはDMG森精機様の立型マシニングセンタCMX800Vです。

CMXはCompact(省スペース設計)、Competitive(高生産性)、Customized(多様なオプション)の3つのCが由来となったシリーズで、800VはX軸のストローク(横の移動距離)が800mmなことからだそうです。
弊社では2018年に同機種4台が導入され、航空機器部品を中心にさまざまな加工に使われています。
当機は主軸がY軸に前後する構造により、主軸からの工具交換や工具の摩耗状況の確認を簡単に行うことができます。
またコンパクトながら奥行のあるX軸の可動範囲により、マシンの見た目よりも大きな品物を加工できます。
加工には品物の位置を決める段取りがありますが、CMX800Vは機内計測をサポートする計測サイクルを搭載しているため、一度設定してしまえば簡単に加工を始められます。
更に、Wセッタという機能がついているため、熟練者でも5分はかかる芯だし(品物の中心を定める)を1分で完了させることができます。

担当オペレーターから
CMX800Vはコンパクトで扱いやすいマシンです。
大きさも馬力も十分にあり、量産にも向いています。
センサーがいくつもついているおかげで慣れていない人にも扱いやすく、「そつのない」ヤツだと思っています。
社内のマシンの中では比較的新しく精度も高いので、今後とも上手く使って行きたいと思っています。