ちまきのお返しに

お世話になっております。
コバヤシ精密工業がお送りしますコバセイメルマガサービスです。
このメールは名刺交換した方、過去にお会いした方にお送りしております。
コバヤシ精密工業は神奈川県の金属加工企業ですが、なんと石川県の能登牛レストランとも交流があります。

広報がtwitterを巡回していると、フォロワーの能登牛レストランのてらおか風舎様が、美味しそうなちまきの写真を載せておりました。
「美味しそうですね」とコメントして、暫く経ったある日、能登牛入りの冷凍ちまきをプレゼントするとのご連絡を頂きました。

冗談かと思いましたが冷凍ちまきは本当に届き、早速食べようと思ったその時、社長から「待て」が入りました。
「お返しを送った方がいいんじゃないか」

しかし弊社のオリジナル製品は無人航空機用エンジンや動物用インプラント、平ボディトラック用の足場など、どう考えてもレストランに必要なものではありません。
そこで社長と相談し、ちまきを載せられるお皿を作って送ろうということになりました。

まずは頂いたちまきを検査室に持っていき、測定をしてもらいました。

ちまきの大きさが0.01mm単位でわかったところで、お皿のサイズを決めます。
アルミの板を二枚真四角に切り、R面(辺の鋭角な部分)をなだらかにします。
そしてアルマイト加工(アルミの表面を薬品で化学変化させ、着色する)を外注し、赤と黒の板が出来上がりました。

次に、レストランのロゴと店舗の位置を入れた地図を作り、レーザー加工機でお皿にデザインを削っていきます。

最後に、アルマイト加工する時に開いてしまったねじ穴を使って、お皿を立てられる脚を作りました。

ここまででちまきを頂いてから一か月。
やっと食べられた能登牛がふんだんに使われた冷凍ちまきは、
すきやき味もトリュフ味も、肉汁がしっかりしみ込んでいてもちもちでとても贅沢なお味でした。

お皿とちまきの感想とお礼を綴った手紙は、無事にてらおか風舎様に届き、石川県の企業公式ツイッター担当の皆さんが集まった時に「コバセイがお返しにくれたんだよ」と自慢していただけたようです。
小さな交流ですが、コバセイを知ってもらう機会としては今までにないアプローチになったのではと思いました。

てらおか風舎様:https://notoushi.com/