コバヤシ精密工業がお送りしますコバセイメルマガサービスです。
このメールは名刺交換した方、過去にお会いした方にお送りしております。
今回ご紹介するのは、大隈豊和様のMILLAC-8VAという立型マシニングセンターです。
マシニングセンターというのは、端的に申し上げるとフライス盤のことです。
フライス盤というのは、品物を固定し、工具が回転する工作機のことでしたね。
マシニングセンターは、NC装置(数値制御装置)とATC(自動工具交換機能)がついたフライス盤です。
弊社の設備の半分以上がこのマシニングセンターですが、
メーカーや型番によってかなり特色が違い、見どころが満載です。
このMILLAC-8Vは、弊社一勤務歴の長い”大御所“マシニングセンターです。
30年前に導入し、今も現役で活躍しています。
テーブルが左右(X軸)と前後(Y軸)に動き、刃物が上下(Z軸)に動く三軸加工機です。
得意とするのは長い板状の品物で、2000×800の弊社一大きなテーブルで、
長い品物も自在に削ることができます。
▼大きなテーブル
広報が身を乗り出してこのマシンを撮っていると、「テーブルが手前にも来るから轢かれないように」と注意されました。
他のマシンと違ってベッドやテーブルが剥き出しなので注意は必要ですが、作業工程がよく見え、比較的ゆっくりと動いてくれるので、ずっと見ていられるマシンです。
▼工具はこのように収納されています。戦車のキャタピラ、回転寿司のレーンのようにも見えます。
担当オペレーターから
「このマシンは今まで何度も故障していて、『次故障したら廃棄』と何度も言われてきました。
でもそのたびに修理したり、故障パーツを特注で作ったりして、なんとか令和まで連れてきました。
最近は故障しないので、悪いところは全部直し切って、持ち直したかもしれません。
ここまで延命治療して一緒に働いてきた仲なので、これからも元気に動いて欲しいと思います。」
▼何度も修理してきた内部
歴代の担当オペレーターに大事にメンテナンスされて30年間働いてきたMILLAC-8VA。
これからもコバセイの大切な一員として共に歴史を刻んで行きたいと思います。