【工業扇の日】現場の知恵がつまった「コバセイ式・夏対策」

【工業扇の日】


3月22日は「工業扇の日」です。
1947年(昭和22年)3月22日、業務用扇風機を取り扱う企業が
「工業扇」と命名して世に広めたことにちなみ、
工業扇をさらに普及させて職場の熱中症対策を促し、
快適な職場環境を創造できるように
」と制定されました。

コバヤシ精密工業でも、工業扇は夏の必須アイテムです。
エアコンの使用は控えめにし、いたるところで工業扇を稼働させて
冷気を効率よく循環させることで、最低限の冷房設定でも無理なく
活動できるよう工夫を凝らしています。

この「風」を活かすために重要なのが、夏用に支給されるポロシャツです。
特注のポロシャツには、接触冷感吸汗速乾の効果があります。
さらに、襟元とポケットから「給水」することで、
ポロシャツ内の特殊なファイバーに水が通り、
太い血管が通る首元と脇を水で少しずつ冷やす仕組みです。
この、ほのかに濡れた部分に工業扇の風が当たることで、
気化熱により体温を効果的に下げてくれます。

▼給水する小林社長

▼サーモカメラ越し。右脇が冷えている

コバセイの夏対策は、水で涼をとる昔ながらの「打ち水作戦」です。
この気化熱を利用した対策は事業所の屋根にも取り入れられており、
昨年6月からは「屋根上散水装置」が設置されました。

▼屋根上散水装置

真夏の屋根に散水することで、トタン屋根の温度は実に20℃も低下します。
屋根が冷えることでエアコンの効きは抜群に良くなりました。
エアコンを29℃に設定して我慢比べをしていた一昨年の夏よりも、
27℃設定で過ごした昨年の方が、結果的に電気代は安く済んだのです。
散水に使用した水道代はかかりますが、それを差し引いても
削減できた電気代の方が大きく、散水の高い効果を実感することができました。
また、室外機にすだれを立てて日陰を作ったことも、
決して馬鹿にはできない大切な工夫です。

▼比較データ(電流計ENIMAS使用)

エアコンの人工的な風は、たしかに室内を適温にしてくれますが、
その分だけ外へ熱を排出します。
外気を完全に遮断しすぎることなく、古くから伝わる水と風の力を借り、
現代の技術で効率的に涼をとること。
これこそが、令和の地球と共に生きていくための優しい知恵なのではないでしょうか。