まずは、先週のメルマガに誤った情報がありましたことをお詫び申し上げます。
先週はコバセイの冬のエアコン使用量が社内の電気使用の20%を占めているとお知らせしましたが、
先週添付した1月のデータはまだ全ての機械にENIMASが接続されていなかった時のデータで、
正確なデータが出て来たのは2月からだということがわかりました。
2月のデータを見たところ、エアコンは現場の工作機械やコンプレッサーを抑えて堂々の第一位。
全体の電気使用量の39%を占めていました。
▼2月のカテゴリ別の電気使用率
我々の壁は予想よりも遥かに高く聳え立ち、快適な仕事環境が自然環境、弊社の電気代に大きな影響を及ぼしていたのです。
しかし、それだけ大きければ切り崩せる部分も多々あるということです。
7月3日に支給されたCOVEROSS COOL1.5のポロシャツにも、会社全体で少しずつ慣れて来た様子が伺えました。
COVEROSS COOL1.5は接触冷感で速乾性に優れた生地、消臭・抗菌に優れた素材で、作られた熱中症対策ウェアです。
見た目は何の変哲もないポロシャツですが、脇に通気口が作られていたり、
注水口から特殊な中空糸膜に水をいれ、衣服と体の間を気化熱効果で冷やす構造になっています。
▼注水した中空糸膜部分(脇)だけ冷たくなっている小林社長
初めは戸惑いの声も少なくありませんでした。
作業着にはある胸ポケットやペン差しがないこと、
名札の針で胸から脇に組み込んである中空糸膜を傷つけてしまわないかなど、
作業着のデザインに慣れた人達はポケットの位置の変化で戸惑いの声を聞かせてくれました。
しかし、自分たちで工夫できるのも、コバセイ社員の良いところです。
女性陣は胸元のインナーが欠かせないので、脇の中空糸膜に水を通すとインナーが濡れてしまいますが、
影響が出ないよう水量を調節して注水する、濡れてもいいスポーツインナーにするなど、各々の着やすい方法を見出しました。
また速乾素材なので、ポロシャツの下に冷感タオルを仕込み、更に気化熱効果を高める人もいます。
現場では危険な作業の時だけ上着を羽織り、普段の作業ではポロシャツを着る今のスタイルが、
ずっと長袖よりは涼しくて良いとの声が出ました。
汗かきで勤務中にシャツを着替える人でも、3日間着て汗臭さが出なかったという報告もあります。
(4日目からは臭くないかもしれないが、気分的にもう一着支給されたポロシャツを着たそうです)
もちろん工夫をしたのは個人だけではありません。
気化熱を利用したシャツなので、7月の「年間100万円節約チャレンジ」開始から、
社内の扇風機が大幅に増設され、どの部署も風が吹く職場に生まれ変わりました。
▼増設された扇風機
今週相模原市の最高気温は今週39℃を記録しましたが、この夏誰も健康に被害が出ず、
年間100万円の節電を成功させることが私たちの挑戦です。
これからも定期的に100万円節電チャレンジの進捗をお伝えしますので、応援して見守っていてください。