向上心ある工場になる

今回はコバセイで行っている4Y6S活動についてお話しします。

4Yとは、良い会社・良い社員・良い品質・良い職場の4つの「良い」を示しています。
良い会社健全な経営ができていて、適正な利益確保ができている会社であること、
良い社員…挨拶など、礼儀作法マナーがしっかり備わっている社員であること、
良い品質お客様が満足する、ミスのない製品及びサービスを提供できていること、
良い職場…6Sが徹底された、チームワークの取れた動きのできる環境であること。
この4つを社員全員が意識して行うことで4Yが達成されます。

6Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾・作法のローマ字の頭文字を取ったものです。
整理要るものと要らないものに区分し、職場に要るもの以外は一切置かない、捨てる。
整頓…要るものを、安全、品質維持、能率的にかなった所定の位置にきちんと置く。
清掃社員全員で清掃し、きれいな職場環境を作る、汚れの発生源対策を行う。
清潔…健康を保ち、他人に不快感を与えないようにする。身だしなみを整える
……職場のルールや規律・標準を守ること。安全作業品質チェックを行う。
作法…挨拶や朝礼、電話応対など、人に対して常に正しい行動ができること。

4Yについては年に2回の社内研修でコンプライアンス講義の場を設けたり、
「より良い会社にするにはどうしたら良いのか」グループディスカッションをします。
6Sは月に1回6S診断日というものを設け、
製造課、検査課&組立課、事務所の6Sリーダーが各部署を回って診断項目をチェックして回ります。

▼6S活動診断シート

項目以外も目に付いた点は指摘し、改善を求めます。
診断日に指摘された項目は、次の診断日までに対策をしておかなければなりません。
診断結果は6S事務局で集計後、社長に回されます。
社内全体でどこを改善して行けば良いのかを把握し、毎月維持、整理整頓、清掃清潔、躾作法を心掛けます
今月は22日が診断日、広報も診断員として社内をチェックして回ります。

▼6S活動診断ファイル

6S活動による直接的な利益は生まれませんが、清潔な職場はお客様に好印象を与え、注文動機になります。
整頓しておくことで消耗品を節約でき、仕事が標準化されていれば作業時間も短縮できます。
つまり、6Sをやらないことで生まれる損(ムリ・ムダ・ムラの3M)を防ぐことで、
品質や生産性の維持・向上につながり、安全面も確保できるということです。
そうして、結果として利益が生まれるのではというのがコバセイの考えです。
目に見えない、お金にもならない活動ですが、
この小さな努力が”世の中を「あっ!!」と言わせる(理念)“への第一歩なのです。