二郎系ロボット導入しました

今回はコバセイに新しく導入されたマシンをご紹介します。2月から導入された、
協働ロボット自動化セル ヤマザキマザックの「Ez LOADER10」です。

▼EZLOADER10

EzLOADERは、ファナックの協働ロボット「CRX-10iA/L」ビジョンセンサ
アルミスタンド専用ソフトウェア内臓のタブレット端末から構成されています。
導入・運用・移設の3つが簡単というのが謳い文句で、マザックのマシンであればティーチング
(PC上で作成したプログラムをロボットに転送したり、実際に動かしてロボットに動作を教え込ませる作業)が必要ありません。
従来のロボットは一度導入したら動かせないものが多い中、EzLOADERはケーブル接続のみで、マシンとの接続・切断が簡単です。
必要な時だけ持ってきて、人が操作する時は片付けることもできます。

▼端に片付けられたEzLOADER

移動を繰り返すとロボットの位置が少しずつずれてきてしまうものですが、
EzLOADERはカメラによる位置確認機能が搭載されています。

▼カメラ部分

マシンについた3点の印で機械位置を確認し、ロボットとパレットの位置を確認することで、
多少のずれがあってもロボットが位置を補正します。

▼マシン、床に貼られたロボット位置目安

セットアップは15分以内で、簡単に運用できます。
メーカー様曰く、世界でまだ2台しか稼働していないそうです。
コバセイではNC旋盤が3台ありますが、現在の旋盤担当だけでは回しきれないほどの旋盤加工のご依頼を頂いております。
そこで脱着作業はロボットに任せ、夜間も旋盤を動かし続けることで、生産数を大幅に増やすことに致しました。
旋盤担当はEzLOADERを文字って「二郎」と名付け、仕事を割り振っているところです。
「夜間の仕事は任せられるように、これから仲良くなっていきたい」とのことです。