コバセイでは去年の末から、製造部長による図面講習が始まりました。
参加するのは検査室、組立室、製造現場の希望者です。
仕事で図面を見続けてなんとなくわかっているけれど、明確に理解できているかどうか…という声と、
これから図面に慣れなくてはいけない新人社員向けに始まりました。
広報は普段図面に触れることがほとんどないので、理解度がダントツで置いてけぼり状態での取材です。
講習は図面の種類、記号の意味から始まり、製図規格、幾何公差まで進みました。
テキストを流れの基本に置き、実際にお客様に頂いた図面なども例にあげながらの説明がされます。
誤解しやすい表記や、発注側のよくある指示間違いなど、実践的な説明を交えながら講習は進んでいきます。
▼図面講習の様子2
図面とは、品物を平面上に図示するものであって、設計製図者・製作者の間、
発注者・受注者の間などで必要な情報を伝えるための手段です。
図面を作成する目的は、形、大きさ、材料など設計製図者の意図を図面使用者に、
さまざまな解釈がなされないように確実に、かつ理解しやすい表現で伝達することにあります。
さらに、図面はその企業などの技術を凝縮した技術資料であり、
その図面による製品の補修部品供給用などに保存するだけでなく、
将来の改良や新設計の最も有用な設計情報として、検索、利用できるようにしておく必要があります。
私たちはお客様に託された、この貴重な宝物をより深く理解し、
図示された品物をこの世に生み出し、規格にそった品物をお渡ししなければなりません。
何となく知っていることをもう一度辿ることは、仕事の手を止め、しかも直接的な売り上げには貢献しません。
しかし、この講習で知識をより確かなことにしていくことで、
社員ひとりひとりの理解度が高まり、それは即ち戦力向上につながるのです。
人材育成にも力を入れ、人を育て会社を育て、よりお客様のご要望にお応えできる会社に成長してまいりますので、
今後ともコバセイを宜しくお願い致します。