ドローンショーをご存知でしょうか。
何百台ものドローンが飛び回り、ドローンのLEDで立体映像を創り出す、最新のイルミネーションショーです。
編隊飛行するドローンは花火のように煌めき、音と光の融合で大きな感動を生んでいます。
今年は中止になってしまった東京モーターショーですが、2019年にはドローン500台のショーが見られました。
さて、お隣中国では3月29日、上海で行われたドローンショーがギネス記録を達成しました。
ショーを開催したのは韓国の現代自動車の高級車ブランドGENESIS。
中国参入を記念したショーで、ドローンでブランドロゴを描くなどのパフォーマンスを披露しました。
気になるドローンの機体数ですが、その数なんと3281機。
2016年にIntelがギネス記録を樹立した時は500機。
2018年の平昌オリンピック開会式では1218機の同時飛行で世界記録を更新しました。
そこから3年でいまや3000機越えの編隊飛行が可能となり、世界のドローン技術進歩の早さがうかがえます。
▼GENESISのドローンショー
(画像をクリックするとYoutubeに飛びます)
使用されるドローンの数が増えるにつれ、描かれる図形などもより精密なものへと変化しており、先月は日本の企業も上海でドローンショーを行いました。
こちらは美少女ゲームの広告なので、上空に美少女の立像が現れたり、ゲーム画面の再現などが浮かび上がりました。
こちらはギネス記録の半分、1500機のドローンショーでしたが、QRコードがドローンで描かれ、実際にスマートフォンで読み取れるといった演出もありました。
▼プリンセスコネクトのドローンショー
(画像をクリックするとYoutubeに飛びます)
ドローンショーの小型ドローンには産業用ドローンに多く使われているRTK(リアルタイム・キネマティック)を搭載されており、空中での垂直・水平の方向で1cm単位で正確な現在位置の測位をしています。
日本では航空法が厳しく、現段階では中国のように大規模なドローンショーはなかなか難しい状況です。
しかし、2022年までにレベル4飛行(有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(補助者の配置無し))を実現する目標が国土交通省から発表されていますので、
近い未来、日本でも大規模なドローンショーを楽しめる日がくるでしょう。
コバセイも弊社のUAVエンジンを積んだハイブリッドドローンが日本中を飛び回る日を夢見て邁進してまいりますので、宜しくお願い致します。