衛星ビジネスの未来を共に創る―神奈川県「宇宙プロジェクト」公募開始

【衛星データ利活用プロジェクト】

2026年5月8日、神奈川県は衛星データを活用した
新たなビジネスモデルの創出を目指す、県内企業等によるプロジェクトの公募を開始しました。

▼「衛星データ利活用プロジェクト」を募集します – 神奈川県ホームページ
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/prs/r3678353.html

神奈川県は、人工衛星の研究開発から製造、量産に至る拠点が県内に集積している強みを活かし、
宇宙関連産業の振興に注力しています。
今回の募集は、人工衛星・サービス産業の活性化や、
県内における宇宙産業エコシステムの構築に寄与する事業が対象です。
衛星データを活用することで社会課題の解決や市場ニーズへの対応を図る企業を広く募っています。
採択されたプロジェクトに対しては、費用の一部支援に加え、専門家による課題解決の助言
知的財産権の確保実用化に向けた戦略立案など、包括的なサポートが提供されます。

こうした宇宙ビジネスの創出は、ここ相模原市でも非常に盛んに行われています。
弊社もJAXA(宇宙航空研究開発機構)に近接する金属加工メーカーとして、
これまで数々の宇宙探査プロジェクトに携わってまいりました。

▼社内宇宙ビジネスコーナー

「はやぶさ」プロジェクトでは、回収カプセル分解用スタンドの製作や、
耐熱材料に接着された部品の取り出し作業に従事いたしました。
続く「はやぶさ2」プロジェクトにおいては、
搭載用カメラのキャリブレーション用治具の製作や、
岩石片弾性波測定用補助装置の設計・製作を担当しております。

▼コバヤシ精密工業が携わったプロジェクト

さらに、2028年の打ち上げが予定されている土星最大の衛星タイタンの探査
「Dragonflyミッション」では、地震計の外装部製造を担っています。

▼地震計外装部



▼土星衛星タイタン離着陸探査 Dragonfly | 科学衛星・探査機 | 宇宙科学研究所
https://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/developing/dragonfly.html

弊社は決して大きな企業ではなく、従業員30人程度の小さな町工場です。
しかし、そんな町工場から生まれた製品が宇宙へと飛び立ち、
最先端の宇宙科学を支える重要な部品のひとつとして活躍しています。

宇宙という極限環境で求められるのは、妥協のない精度と、
長年培ってきた職人の勘、そして困難な加工にも挑み続ける探究心です。
日本の工業は今、大手メーカーはもちろん、私たちのような小さな町工場であっても、
その技術力は世界的に信頼され、プロジェクトの成否を分ける「要」となっています。
かつては遠い夢物語だった宇宙開発が、今や衛星データを通じて
私たちの日常を支えるビジネスへと進化している中で、
製造現場が果たす役割はますます大きくなっています。

日本の工業がこれからも信頼と実力で発展し、
次世代を担う技術者たちが誇りを持って働ける業界であり続けることを願っています。
私たちも「はやぶさの故郷」相模原の一企業として、
神奈川県内で宇宙産業を共に盛り上げる仲間が増えることを、心より楽しみにしております。

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