今回はECOEiT(エコイット)のメーカー、永進テクノ様をご紹介致します。
永進テクノ株式会社様は相模原の企業として交流があるメーカーで、
コバセイの現場にもECOEiTシリーズの浮上油回収装置、スラッジ回収装置を導入しています。
浮上油回収装置はフロート(浮子)を浮かせて稼働しておくと、
工作機械のクーラント(切削液)タンク水面の油やスラッジ(工場廃水に生じる泥や滓)を回収します。
▼浮上油回収装置
スラッジ回収装置は掃除機のような形状で、沈殿スラッジをクーラントタンク底から吸い出します。
両装置共に排水口がついていて、スラッジや油を取り除いた切削液をタンクへ還元するので、
工作機械を稼働したままスラッジを回収することができます。
▼スラッジ回収装置
永進テクノ様は1974年5月、永進鉄工として創業しました。
大手重工業メーカーの下請け企業として、組立業務をメインに活躍されてきましたが、
1995年よりロボット事業に将来性を感じ、”技術力と設計力、モノづくり力がある企業”を目指し、
また若い人も入りやすいよう「永進テクノ株式会社」と改名しました。
周辺学校への採用活動を始め、設計やモノづくりを得意とする若手・新人を
採用できる環境を整えた矢先の2008年、世界はリーマンショックに陥ります。
一気に業績が悪化し、突如経営の再起を図らなければならなかったその時、
お客様に納入していたオリジナル装置(ECOEiT浮上油回収装置の前身)が、自社商品になり得ることに気が付きました。
当時社長の久保徹夫様はメーカーになることを決意。
早速浮上油の回収技術の特許を取得し、浮上油回収装置の開発を本格的に開始しました。
飛び込み営業から始めた販売は難航し、販売の厳しさに直面しましたが、
展示会出展・メディア出演により販売店と出会い、販売店制度の導入・全国への販売がスタートしました。
2011年東日本大震災発生の日、現在の鈴木道雄社長が就任し、ECOEiTシリーズ第二弾スラッジ回収装置の販売も開始。
大手メーカーにも性能を認められ、ECOEiTの知名度は全国へ確立されました。
現在では大手工作機械メーカーも切削クーラント液の管理改善に着目し、
綺麗な状態に保つ新機種も現れ始めましたが、何十年も前の機種を大事に使っている工場も少なくありません。
そんな長年連れ添ってきた機械の掃除を楽に、
産業廃棄物の嵩を減らせることがECOEiTシリーズの強みであり使命であると担当者様は語りました。
機械稼働中でも簡単に掃除ができれば、こびりつきや臭いの発生を防げます。
また、シンプルで使いやすい装置であれば、新人さんやパートタイマーの人にも任せることもできます。
ECOEiTは「単純、だけどなくてはならない作業を、
専用装置やロボットに移行し、本来、人が行うべき付加価値の高い仕事を、なくてはならない人が行う。
製造業が本来あるべき環境を提案することがコンセプト」の、工場活人化製品ブランドです。
永進テクノ様の経営理念は「すべては人が輝くために」
ミッションは「健全なる工場の自動化による企業の活人化に貢献する」です。
ECOEiTはお客様の「困った」から生まれ、現在も全国の加工現場の「困った」を解決すべく奔走しています。
コバセイは「加工現場と共に頭を悩ませてくれる頼もしい仲間」永進テクノ様をこれからも応援して行きたいと思います。
▼第二工場と取材に応じてくれたご担当者様
永進テクノ株式会社
http://www.eishin.info/
◇年賀状廃止のお知らせ◇
この度弊社では、近年のデジタル環境への移行やSDGs、自然環境意識の高まりなど社会情勢を考慮し、
2023年よりすべての御取引企業様に対し年賀状による年始のご挨拶を控えさせていただくことと致しました。
誠に勝手ではございますが、ご理解賜りたくお願い申し上げます。
今後もより一層精励する所存でございます。
これまでと変わらぬご厚情を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。