コバセイではコンプライアンス自覚教育を定期的に行っています。
よく耳にする言葉ですが、コンプライアンスとは何なのでしょうか。
国内では「法令遵守」と訳されていますが、法令遵守だけがコンプライアンスではありません。
法令を守ることは当然、それに加え、社内規定やルールの遵守、法律として明文化されてなくても、
「世の中で認識されている社会的ルールに従って企業活動を行う」という意味があります。
企業の社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibility)を果たす上で、根幹をなすのが「コンプライアンス」と言えます。
コバセイが航空機部品を作る上で、ボーイング社からの通達がありました。
Making mistakes is not a crime in the aerospace industry
HIDING THE MISTAKE
If you make or see a mistake, telling your supervisor immediately is part of your job.
航空業界においてミスを犯すことは犯罪ではなく
それを隠すことが罪、問題である
ミスをしたり発見した時、ただちに管理者・上司に報告するのが義務、仕事の一部である。
ミスの報告は法令や社内規定として明文化されているものではありませんが、
役割を果たす上で重要な社会的ルールであり、コンプライアンスに則った行動です。
ただ、コンプライアンスは義務ではありません。
社員ひとりひとりが社会の一員として役割を果たすこと、当たり前のルールを守ることがコンプライアンスとなり、
それが相手(社員・お客様・社会)の期待に応えることに繋がります。
コンプライアンスの基盤は、法令遵守の前に、道徳や倫理などの人道遵守が前提です。
道徳…善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体。
言われなくても身についている事柄。
倫理…社会生活を送る上での一般的な決まり事。世間から批判されるようなことをしない。
誠実に、正しく、責任感を持って仕事をすることがコンプライアンスの第一歩となるのです。
そして大切なのは、職場の風通しのよさです。
報連相を徹底し、情報の共有、コミュニケーションを取り合うことがミスやトラブルの発生を防ぎます。
人として当たり前のことを、相手、社会のために行うことがコンプライアンスです。
コバセイでは「当たり前」を当たり前に。その先を配慮できる企業になれるよう、これからも精進して参ります。
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