コバセイでは毎年、近隣の中学校から職業体験の受け入れを行っています。
しかし今年度は感染拡大防止の観点から、学校の方針で職業体験は取りやめになり、
代わりに代表小林が中学校に赴き「職業人の話を聞く会」の講演を行いました。
小林は中学生に、「コバヤシ精密工業がどんな仕事をしているのか」ではなく、
「中学生の今、自分の仕事を考えるきっかけをつかむ」ことをメインに話し始めました。
自己紹介もそこそこに、30年前の将来の夢ランキングと、現代の将来の夢ランキングを比較します。
▼30年前の将来の夢
▼現代の将来の夢
すると、30年前にはなかったYouTuberやeスポーツプレイヤー、ゲームクリエイターやアニメーターなど、
電子的娯楽に関する職業がランクインしているのがわかります。
プロゲーマーが生まれたり、アニメが日本の文化として市民権を得たり、
30年前には考えられなかったものが職業になる時代になったということです。
このデータから小林は、「時代の気分、時代の声を見逃すな」と学生を喚起します。
▼産業別就業者数
現在は実際に卸売業や製造業など、ものと人が動く職業に就く人が半分以上ですが、
これからはデータを取り扱うサービス業に就く人がどんどん増えてくるのではというのが小林の予想です。
こういったデータを元に、今あるものだけではなく、これから需要があがってくる仕事を探すというのが、
「時代の気分、時代の声を見逃さない」ということです。
▼中学生に語りかける小林
小林は「自分のためにして自分が楽しいこと」は趣味、
「人(社会)の期待に応え(問題を解決して)、対価をもらうこと」が仕事と考えます。
それを踏まえて、中学生として今やって欲しいことを
・仕事につくまでの基礎を作る勉強
・気になったら自分の足で調べに行く
・やらない後悔よりも、やっちまった後悔
・自分の心ときめくものは何か知る
・部活、習い事、勉強、約束、趣味、なんでもやり切った経験をする
・冒険(人の誘いは断らない、自分ではやらない経験をする)
・思い切り遊ぶ(できればリアルな経験を)
の7点にまとめました。
自分の好きなこと、得意なことの中で「人を喜ばすことができること」が将来仕事になり得るので、
好きなことはゲームでも何でも全力で取り組むように言って講演は終わりました。
後日中学校からは講演を聞いた生徒から感想の手紙が送られてきました。
生徒からは「やらない後悔よりも、やっちまった後悔」や
「ゲームが将来に繋がるならやりすぎちゃいけないことはない」など、
前向きな言葉が深く刺さったようで、自分のやりたいことをまず見つける、
自分の好きなことを極める、といった感想が多く書かれていました。
▼中学生からのメッセージ
コバセイは小林を筆頭に、
時代の気分、時代の声を見逃さず、社会の問題を解決する企業になるべく日々精進しております。
製造の観点から人のお役に立つのが仕事です。
何か困りごとがございましたら、是非コバセイまでご連絡お待ちしております。