満足頂けないと意味がない

今回はコバセイ流の品質保証についてご紹介します。
普段耳にする頻度としては「品質管理」の方が多いことと思いますが、品質管理と品質保証は大きく違います。
品質管理とは、製品の製造時に不良品を出さない(造らない)ための手段や方法を実施する活動です。
グラフやチェックシートを用いて、データを製品の不良発生に関する分析、工程などの見直しを行い、製造プロセスの管理や改善を図ることを言います。
では、品質保証とは何なのか。品質保証とは、自社製品が既定の品質を維持しているかを確認し、納品後も顧客に安心や満足を保証する為の体系的な活動です。
具体的には保証の根拠となるデータのチェックや、調査、クレーム対応等の業務が該当し、各部門へのフィードバックを通じて、顧客が満足できる品質の確保に努めることです。
つまり、不良品を出さないのは前提で、その先の顧客満足度の高い品質を確保することが品質保証なのです。
さて、その品質についてですが、品質というのは製品そのものだけを指すものではなく、人の質、サービスの質、仕事の質なども含まれています。
その品質をどう良いと判断するのか、それはわたしたち会社の人間ではなく、お客様です。
会社の規定した品質に達していたとしても、お客様の満足が得られなければ品質は悪いということになります。
たとえば、10,000個の製品のうち9,999個の良品を造れたとしても、1個の不良品を買ったお客様を無視していいことにはなりません。
10,000個中10,000個の良品、100%の品質を保証することが顧客満足度の高い品質に繋がるのです。
企画、設計の品質を指す「狙いの品質」、 製造設備や作業条件が変わってもばらつかない、「出来栄えの品質」、細やかなアフターサービスで心掛ける「サービスの品質」この3つの品質が優れていることが、良い品質への道となります。
全てのお客様に大満足していただき、次もコバセイに頼みたい品質。
100%の満足をお届けするためにこれからも品質保証に励んでまいりますので、宜しくお願い致します。