切削加工企業が電力・CO2も削る
電気代と日々向き合ってきた工場ならではの開発
2021年2月に省エネアセスメントツール「ENIMAS」を発売しました。
この製品は工業用マシンやエアコンなど、電化製品の電源コードにとりつける、電流計測機です。
専用クリップで電源コードを挟んで電流を計測し、使用電力、CO2排出量、機械の稼働状態をPCやスマートフォンで確認できます。
世界的にCO2排出量削減が取り組まれる現代、会社のどの機械が電気をどれだけ使用しているか、どの時間帯に電気使用量が上がるのか数値的に知ることで、電気使用量の高い機械を新しい省エネ機械に買い替えたり、部品を一部交換して電力消費の根本から見直すことができます。
製品概要
2021年2月に省エネアセスメントツール「ENIMAS」を発売しました
製品の特長
- 複数台対応…1機で8台の機械の電気量計測が可能です。
- コンセント電源一つですぐに通信が始まり、1分ごとの電流値が計測可能です。
- LTE通信…LTE通信を利用し、外部セキュリティサービスを利用することで暗号化やプロトコル変換が可能となり、オンプレミスサーバーへの情報提供も可能です。
- ワンタッチ装着…裏面の磁石で金属製の壁や機械の側面に貼りつけるだけです。
開発の背景
製造業にとって電気は切っても切れない関係です。
弊社も20台を超えるマシンを稼働させる日々、節電は大きな課題となっています。
しかし、工場内には多くの業務用機器があるため、そのひとつひとつの待機電力、稼働電力まで詳細に把握するには膨大な手間がかかります。
私たちはその手間を省き、効率的な電気の使用をするために開発を進め、配電盤のコードに挟むだけで電流を計測できる電流計測端末「ENIMAS」を完成させました。
電流からCO2排出量を計算し数値化することで、ランニングコストだけでなく、地球温暖化防止にも取り組むことができます。