コバセイでは2015年に産業用ドローン専用エンジンBT-86を事業継承し、
現在では発電用パワーユニットとしての導入も進めています。
日々活躍の場を拡げるドローンですが、
今月は世界でどのような活躍をしたのかをまとめてみました。
★アメリカ
アメリカでは4月7日、Teslaのテキサス工場落成イベントでドローンショーが行われました。
テキサス州オースティンに新設したTesla4番目の工場「Giga Texas」の落成イベント
「Cyber Rodeo」では、ドローンショーでは、販売予定のCybertruckやイーロン・マスクCEOなどを描きました。
またTeslaでは昨月3月に稼動を開始した、ドイツのベルリン工場(通称Giga Berlin)内部を
ドローンで撮影した工場見学動画がYoutubeで公開されています。
★中国
中国では4月、各地で農作業が始まりました。
現在、中国では農作業ドローンが活用され、農家の生産効率が向上しています。
新疆(しんきょう)ウイグル自治区の鉄門関市(てつもんかんし)では、
桃農家が桃の花の人工授粉に追われていますが、受粉の最適な期間は2週間もありません。
今年は農業用ドローンを導入したため、授粉作業の効率は大幅に向上しました。
伝統的な方法で授粉作業をすると4日かかるところが、
ドローンを使うことで1時間で終わらせられるそうです。
農業用ドローンは他にも種まきや水やりや農薬散布、害虫チェックなど、
さまざまな作業に活用することができます。
また、ドローンで作物の写真を保存しておくことで、
作物の成長具合を過去や他の場所に植えたものと比べたり、今後の生産に活用することができます。
▼China Radio International Online
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★日本
日本では水上ドローンの事業化に取り組んでいます。
スペースエンターテインメントラボラトリーが、
水上で離発着するドローン「HAMADORI3000」の事業化に取り組んでいます。
6月に相模湾で水産業で活用できるか実証実験を行い、2023年度の事業化を見込んでいます。
海洋調査や救難警備、海上インフラの点検、離島物流などの活用が目指されています。
▼HAMADORI3000(スペースエンターテインメントラボラトリー)
日本では航空法が厳しく、世界と比べては大規模なドローン活用は難しいとされてきました。
しかし、ドローンを活用できる環境を整備するため航空法は改正され、
6月より100g以上のドローンは機体登録が義務化されます。
国土交通省では今後も法改正を進め、今年度中に
レベル4飛行(有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(補助者の配置無し))を実現する予定です。
コバセイのエンジンを搭載したドローンが日本中で活躍する日を目指し、今後も邁進して参ります。