品質を支える4Y6S

コバセイではより良い企業を目指して、4Y6S活動を続けています。
前回お話しました「品質保証」もここから始まります。
ではその、4Y6S活動とはどういう活動なのか。

4Yとは、良い会社・良い社員・良い品質・良い職場の4つの「良い」を示しています。
良い会社健全な経営ができていて、適正な利益確保ができている会社であること、
良い社員挨拶など、礼儀作法やマナーがしっかり備わっている社員であること、
良い品質お客様が満足する、ミスのない製品及びサービスを提供できていること、
良い職場6Sが徹底された、チームワークの取れた動きのできる環境であること。
この4つを社員全員が意識して行うことで4Yが達成されます。

次に6Sについて説明します。
6Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾・作法のローマ字の頭文字を取ったものです。
整理…要るものと要らないものに区分し、職場に要るもの以外は一切置かない、捨てる。
整頓…要るものを、安全、品質維持、能率的にかなった所定の位置にきちんと置く。
清掃社員全員で清掃し、きれいな職場環境を作る、汚れの発生源対策を行う。
清潔…健康を保ち、他人に不快感を与えないようにする。身だしなみを整える。
……職場のルールや規律・標準を守ること。安全作業や品質チェックを行う。
作法…挨拶や朝礼、電話応対など、人に対して常に正しい行動ができること。

この6Sを徹底することで4Yが達成され、良い品質を保証することができます。
6S活動をしたところで、一見利益にはつながるものだとは思えないかもしれません。
しかし、清潔な職場はお客様に好印象を与え、注文動機、入社動機にもなります。
整頓しておくことで消耗品を節約でき、仕事が標準化されていれば作業時間も短縮できます。
つまり、6Sをやらないことで生まれる損(ムリ・ムダ・ムラの3M)を防ぐことで、品質や生産性の維持・向上につながり、安全面も確保できるということです。
そうして、結果として利益が生まれるのです。

コバセイではこの4Y6S講座を全社員が受講し、意識して清掃し、毎月社内で6S活動診断を実施することで、品質を保証しています。
目に見えない、お金にもならない活動ですが、この小さな努力が”世の中を「あっ!!」と言わせる(理念)“への第一歩なのです。