神奈川経済新聞に掲載されました!

ENIMASが神奈川経済新聞に掲載されました。
株式会社エニマスはコバセイの設立した新会社として、
中小製造業などを対象にした脱炭素・省エネサポート事業を始めます。
生産設備空調設備などのエネルギー使用量・二酸化炭素排出量を、
設備ごとにリアルタイムで見える化するデバイス(ポータブル電流計)を開発し、普及させていきます。
世界規模で脱炭素社会を目指す現代、我々サプライヤーにはCO2排出量を提示できなければ
生き残れない時代
が近づいています。そこで開発したのがENIMASです。
ENIMASはエネルギーインパクトアセスメント(ENergy IMpact ASsessment環境影響評価
その頭文字をとって名付けられました。
初期投資は最小限に、工事不要一機で複数の設備を管理、
スマホアプリで手軽にエネルギー使用量を確認することができます。

▼ENIMAS

ENIMASの初期開発は、世界中でカーボンニュートラルを呼び掛けられる前から始まっていました。
事の発端は、行政の案内で社内の照明を全てLEDに交換した時です。
行政からはLEDに交換した結果、蛍光灯に比べてどれだけ電気使用量を削減できたか提出するよう指示が出ました。
しかし当時、照明の電気使用量のみを知る術はなく、
むしろ新規導入した工作機械の分電気使用量は上がり、LEDによる節電効果を確認することはできませんでした。
そこで、設備それぞれの電気使用量がわかる電流計の開発が始まりました。

今でこそ電気使用量CO2排出量を数値化するアプリになりましたが、
電流値のみを計測していた時も、ENIMASは社内に絶大な効果をもたらしました。
たとえばコンプレッサー。弊社には2台のコンプレッサーがあり、
工作機械、検査装置など、さまざまな設備に接続されています。
このコンプレッサーですが、1台をフル回転させて社内全てのエアーを賄った場合と、
2台稼働させた場合、どちらの電気使用量が高いのか実験をしたことがありました。
実験の結果、電気使用量が高いのは1台稼働の方でした。

また、電気代削減の大きな目安となったのもENIMASでした。
電気代の契約は、1年間のうちの最大需要量から計算されます。
毎年記録を更新し続ける灼熱の夏日、設備フル稼働に加えエアコンも全開にしていては、
その夏日を基準に電気代は跳ね上がってしまいます。
社内の設備それぞれの電気使用量を知り、電気使用量の多い機械は夏日は涼しい時間になるまで稼働を止めておく
古い機械は新しく省エネなものに取り換えるなど工夫をしたところ、年間の電気代を激減させることに成功しました。

CO2排出量を数値化する電流計・アプリとして販売をしておりますが、
電気代削減設備入れ替え目安など、ENIMASの活躍の場は製造現場だけではないと考えております。
お客様のお声を元に機能を追加搭載したシリーズも今後販売予定となりますので、
これからもENIMASを進化させつつ、
青い地球をそのままにする努力に繋げていけるよう努めて参ります。

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