再生砕石製造業が相模原ワインを再生させる

今回は相模原市の産廃業から始まった、相模原ワイン再生物語をご紹介します。
相模原には以前、当時神奈川で唯一のワイナリーであるゲイマーブドウ園がありました。
ゲイマーワインは約10万平米のブドウ園で年間7万トン以上製造され、伊勢丹、小田急百貨店などの有名百貨店でも扱われました。
フランス大使を招待した大々的な収穫祭なども行われていて、ワイン通にはクセの強いワインとして親しまれていました。

このゲイマーワインがあったことを踏まえ、再び相模原ワインに挑戦するのは、大森産業株式会社様です。
建物の解体や道路工事で出たコンクリートやアスファルトを自社プラントで粉砕し、再生資源へとリサイクルをしています。
始めは定年後の再雇用先として始めた農園を、2014年に農業法人「八咲生(やさい)農園」として設立、ワイン用ブドウの栽培を始めました。
「相模原はワイン用のブドウを栽培するには適していない」と、農園を管理する森山さんは話します。
ワイン用のブドウに適しているのは、寒暖差が大きく、栄養の乏しい土壌ですが、
相模原は多雨多湿で寒暖差が少なく、初収穫は満足のいく結果が出なかったそうです。
それでも「天候に負けないブドウ栽培」をテーマに摘粒や摘房を工夫し模索し続け、
2020年にはKentokuワインとして2100本分を生産し、7月に酒類の小売りと卸売りの免許を取得しました。

▼ワインブドウ園としての第一歩

また相模原市をワイン特区にすべく働きかけ、2021年3月には内閣府から
「さがみはらのめぐみワイン特区」として認定され、相模原市は神奈川県で初の製造本数緩和のワイン特区になりました。
現在市内4か所の農園約7500平米で、試験を兼ねたものを含めると18品種のブドウを育てていて、
現在2021年醸造分のワイン約3500本計8種類のワインを市内の酒屋さんやバル、レストランなどに卸しています。
横浜や山梨の醸造所に委託をして、「神奈川ワイン」「日本ワイン」の名称で販売をしていますが、
年内には相模原市内に醸造所を設立し、相模原のブドウで作って相模原で醸造した正真正銘の「相模原ワイン」が販売できるそうです。
森山さんは地元を盛り上げる為に、本業の砕石業もこなしながら早朝や終業後農園を手入れして回り、
夜中も収穫作業に追われ、ワインを美味しく飲んでもらうため、試行錯誤しながら相模原に合う品種とワイン作りを探求しています。

▼ケントクワインエステートのワイン

▼公式HP
ケントクワインエステートワイナリー

話はゲイマーワインに戻りますが、2004年ゲイマーブドウ園の閉園後設立されたのが、
コバセイも所属する産業集積地「協同組合Sia神奈川」です。
Sia神奈川のアイコンにはブドウが起用され、ブドウには所属する企業の数だけ実がついています。
今でも敷地内にブドウの蔓が伸びることがあるSia神奈川。
相模原が再びワインで有名になるというのなら、応援しない手はありません。
ちょうどSNSでは地元の銘酒プレゼントキャンペーンを一緒にしないかとお誘い頂いていたので、
コバセイでは地元相模原市のワインとしてこのKentokuワインをプレゼント賞品に出させて頂くことにしました。
Twitterで参加企業3社をフォローして投稿をリツイートすると、Kentokuワインを含む3つのお酒のどれかが当たるキャンペーンです。

▼キャンペーンバナー

▼ご応募はこちらから
ご当地の銘酒プレゼントキャンペーン

地元を盛り上げる為に他業種から参入した大森産業株式会社様の活躍を、これからも応援していきたいと思います。