コバセイができる金属加工

弊社は金属加工企業ですが、対応していない加工のご依頼もよくあります。
そこで、金属加工の種類について改めてご紹介しようと思います。
金属加工は大まかに分けると、成形接合切削の三つの加工があります。

まず一つめ、成形加工は、熱や圧力、機械力を利用して金属材を変形させます。
鋳造(ちゅうぞう)は溶かした金属を型に注ぎ、冷却させることで特定の形状にします。
砂型鋳造、ダイカスト(金型鋳造)などが有名です。
塑性(そせい)加工は、熱や圧力などを使って金属材を変形させます。
叩いて圧力を加える鍛造(たんぞう)加工、プレス加工、板金加工などがあります。

▼鋳造、板金

二つめ、接合加工は、金属同士を溶かして一体化させる技術です。
溶接はその素材同士を溶融させて接合させます。
ろう付けは充填金属を溶かし、毛細管現象を利用して金属材の接合部に流し込んで接合します。

▼溶接

以上に説明しました成形接合の加工については残念ながらコバセイは対応しておりません。
弊社の専門は三つめ、切削加工です。
切削加工は金属の塊から不要な部分を削り落とすことで成形する技術です。
品物を固定して回転させた工具で削るフライス盤品物を回転させて工具を当てて削る旋盤という工作機を使います。
NC(数値制御)が可能で、人力より精密な動きで、溝削り、平削り、穴あけ、ねじ切りなどができます。

▼フライス盤、旋盤

金属加工にはそれぞれ利点と不利点がありますが、

切削加工の利点無垢の素材をそのまま使うことで巣が入らず、強度のある製品が作れるところです。
また鋳造だと先に型を作るコストがありますが、切削加工はマシンの段取りだけで形成が可能です。
鋼など硬い素材からアルミなどの柔らかい素材まで、多種多様な金属を加工できるところも利点のひとつです。

このように加工ごとに設備が違いますので、ご依頼によってお断りせざるを得ない場合がございますが、

鋳造加工したものを切削加工したり、切削加工したものを接合加工したり、連携を取って品物を完成させることも多くあります。
金属加工で「これはコバセイにお願いできるのか」疑問に思った時はお気軽にお問合せください。
切削加工業目線で、できる限りお手伝いをさせていただきます。

▼お問合せ
http://kobasei.com/contact