【鉄の記念日】

12月1日は鉄の記念日でした。
鉄の記念日は一般社団法人日本鉄鋼連盟によって1958年(昭和33年)に制定されました。
これは1857年(安政4年)の12月1日に、森岡藩士の大島高任が日本で初めて鉄鉱石を用いた鉄の連続生産に成功したことに由来します。
この出来事は日本の近代製鉄技術の礎を築いたものとして非常に高く評価されており、大島高任は「日本近代製鉄の父」と呼ばれています。
また、成功地である釜石市の橋野鉄鉱山は、「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界遺産に登録されています。
私たちコバヤシ精密工業は、この歴史的成功から生まれた
「鉄」という素材に向き合い、事業を展開してまいりました。
この素材が持つ可能性こそが私たちの原点です。
大島高任の時代から、鉄は強度、耐久性、機能性を向上させ、現代社会のあらゆる基盤を支える素材へと進化しました。
そして、現在の産業において求められる需要に応じ、
ステンレスやアルミニウムなどの合金が誕生し、成分と特性により様々な用途で使われています。
特に近年、軽量化・コンパクト化が求められる中、お客様のご要望である
「軽くて丈夫」に最も合う特性を持つアルミの製品がございますのでご紹介します。
それが業界最軽量を目指した足場、あおりの鉄人です。
【あおりの鉄人】

あおりの鉄人は平ボディトラックのあおり部分に取り付ける足場で、全てアルミ製なのが最大の特徴です。
他社にも鉄製の足場はありますが、足場だけで15kg以上あり、取り付けるのも大変です。
一方でアルミ製の「あおりの鉄人」は本体重量5kgで、鉄製の約3分の1の重さを実現しました。
ボルト締めなど面倒な取り付け作業もなく、軽くて着脱もワンタッチですが、耐荷重は安心の180kg。
▼あおりの鉄人1号

平ボディの荷台から転落したドライバーの声から生まれたあおりの鉄人(1号)は、現場で輸送安全設備として広く導入されました。
また、ユーザー様から「もっと小さくて助手席にも載せられるものはないか」
とのご相談をいただき生まれた「あおりの鉄人2号」は、
昇降しやすいステップ型で、よりコンパクトに持ち運べる足場となりました。
▼あおりの鉄人2号


さらに、「もっと安全に積み下ろししたい」とのご相談をいただいた際に開発したものが
「あおりの支柱」です。
▼あおりの支柱

鉄製でしっかりとした支柱をあおりに2本設置し、間にロープを通すことで安全ベルトを吊るすことができます。
高硬度の鉄を加工する長年培ってきた技術力と、軟性の金属アルミにも対応してきた柔軟性で確立した安全は、
相模原市、大手建材メーカー様、大手建築メーカー様などにご愛用いただいております。
金属加工のスペシャリストとしての強い自負で加工に臨み、お客様のご要望には柔軟に対応していきたい。
鉄にもアルミにも変貌できる「ソリューションプロバイダー」、それがコバヤシ精密工業です。
…今週のコバセイ…
弊社の勤怠管理がタイムカードからICカードに変更されます!
これからはカードが折れ曲がったり、印字が重なることがなくなります!
地味にうれしいのは、セキュリティカードと重なった状態でも反応してくれること!!
▼業種別説明会の様子
