相模原市ロボ化の一端を担う

去年の2月に導入された協働ロボット自動化セル EzLOADER-10は、
通称じろうの名で親しまれ旋盤の脱着に勤しんでいます。

▼EzLOADER導入のメルマガ
http://kobasei.com/mail-magazine/1375

じろうは、さがみはら産業創造センター(Sagamihara Incubation Center Ltd.以下SIC)の
さがみはらロボット活用エコシステム」の支援のもと導入されました。
さがみはらロボット活用エコシステムは、ロボット導入促進ロボット産業創出等を目的に、
SICが相模原市と連携して実施している地域産業支援プログラムです。
ロボット導入支援センター(SIC)からは、ロボット開発企業地域ものづくり企業ロボットSIer(System Integration:開発運用)企業
① 生産性向上支援
② 人材育成支援
③ ロボット産業創出支援

を行います。

コバセイはSICより①生産性向上支援、②人材育成支援を受けることによって、ロボット開発企業に実際の現場での状況などの報告をし、試作や開発に協力することができます。
また、ロボットSIer企業への参入の第一歩ともなります。

▼相模原産業創造センター
https://www.sic-sagamihara.jp/

このたびこの「さがみはらロボット活用エコシステム」が、「イノベーションアワード2023」日本立地センター理事長賞を受賞しました。
イノベーションアワード(地域産業支援プログラム表彰事業)は、地域産業の振興・活性化を促進することを目的に、
地域特性に応じて、新事業・新産業を創出するための地域産業支援
に係る優れた取り組みを表彰する事業です。
一般財団法人日本立地センターおよび全国イノベーション推進機関ネットワークによって平成23年に創設され、今年で12回目となります。

このアワードでロボット分野が受賞したのは全国初となります。
自動化・ロボット導入は中小製造業の生産性向上の決め手であり、SICからはロボット導入支援に加え、ロボットSIer養成講座などの人材育成にも注力いただきました。
この活動がロボット活用を軸としたエコシステムが構築された好事例であると評価され、
アカデミア(大学・研究所)との連携や経営支援などの結果、
三年間でロボット関連企業の合計売上高95億円増、雇用65人増を記録しました。
SICでは相模原がロボット活用エコシステムのハブになるべく、「ロボットのまち さがみはら」を目指すそうです。

コバセイも令和を生きる企業として、Ez-LOADER10に続き、加工機ビルトイン型ロボットARMROIDが導入され、ロボットと協働する企業になろうとしています。
誰にでもできる仕事はロボットに託し、人間がより高度な仕事に時間を割けるのが、理想の働きです。
ロボットは人の仕事を奪うものではありません。
ロボットが人手不足なところをサポートすることで、人の仕事がさらに捗り、企業から地域、全国への生産性向上の活路となるのです。