検査室に新しい風!スキャナ型三次元測定機

今回は検査室に新しく導入された測定機の紹介を致します。
KEYENCE VL3703D コバセイ初のスキャナ型三次元測定機です。

▼KEYENCE VL3703D

弊社設備としてもともとあった三次元測定機は門型の接触式でした。
プローブを下ろして先端の接触子を対象に当て、
三次元(X・Y・Z)上の座標値を指定して測定します。

▼門型接触式三次元測定機

A 移動ブリッジ B トリガープローブ
C ステージ D 制御部

▼コバセイ設備 Brown&Sharp gage3000

測定するポイント全てに、一点ずつ接触子を当てて測定するため、
測定部分が多いとそれだけ手間がかかりました。
また、上から垂直に降りるプローブでは、
接触子が中まで入らず測りたいところが測れないこともありました。
しかし、スキャナ型でまるごとスキャンすることで、幅、高さはもちろん、
平面度やR(丸み)も一気に測定し、幾何公差やCADデータとの差
も出してくれます。
事前に設置調整なども一切なく、ワークサイズも自動認識します。
複数のワークを乗せてもまとめて解析できます。
また、今までは不可能だった断面測定も、サンプルを切らずに測定・解析できるようになりました。

▼KEYENCE VL3703D画面

▼VL3703Dと社員が照らす未来

コロナ禍の中、請け負う仕事が少しずつ変わってきた今、
各部署で長年付き合ってきた機械をお譲りしたりお別れして、
入れ替わりに新しい機械が導入され活躍し始めています。
社員も社内講習を受けたり新しくライセンスを取得したり、スキルアップする人が増えてきました。
日々目まぐるしく変化する中、変わらないのは世の中を「あっ!」と言わせる仕事をしたいという理念。
これからもコバセイは、手を変え品を変えみなさまを「あっ!」と驚かす仕事をして行きたい
と思っていますので、今後ともよろしくお願い致します。