コバセイの一年をご報告

12月11日、コバセイでは年末の社内研修がありました。
研修内容は、部署ごとの今年度の実績と報告コンプライアンス自覚教育今期の営業実績及び来期の事業計画発表です。
昨年度はコロナ禍による大打撃を受け、業績悪化でお葬式のような雰囲気で始まった社内研修。
コロナウイルス蔓延により、渡航が制限された昨年度から航空機の製造はストップし、
航空機部品加工をメインにおいていたコバセイは、まさに地獄を見ました。
社長は昨年「今期を耐え来年を笑うため、何としてでも受注を増やし売上向上」と話し、実際この一年は立て直しの一年となりました。
おかげ様で新規のお客様とのご縁もあり、コロナ禍以前レベルまでは行きませんが、徐々に業績は回復しつつあります。

来年度からは更に、経営理念の「世の中をあっ!と言わせる」を基軸としたPDCA活動(Plan・Do・Check・Action)に力を入れ、
生産性の向上、省人化、自動化(ロボット化)の構築促進が課題となります。
また、法規制の強化も項目としてあげられ、違反・訴訟・クレーム問題は皆無を継続できるよう、喚起されました。
不具合未満・クレーム未満の出来事は放置せず、過去トラ(過去のトラブル)として記録し、今後の資料として活用する。
・納期を延ばしていただいた上での「遅れ0件」は0件ではないと認識すること。
などが挙げられました。これらは品質コストについての再認識ともつながってきます。
クレームが1件入ると、材料費、梱包、先方へ伺う交通費など、さまざまなコストがかかります。
コストは工程が進むごとに上がってしまうため、早め早めの対策が必要となってきます。
不良が出ること自体は悪いことではありません。不良は必ず起こるものです。
品質コストを数値化するのは失敗を表沙汰にするためではなく、二度と起きないよう自覚を持つためだと社長は話します。
その失敗を今後に活用できるかどうかがコバセイの成長ポイントです。

また来期の事業計画発表では、社員個人が成長するためのシステムを今後構築予定との話がありました。
キャリアスキルに応じた昇級システムを導入するそうで、
コバセイの業務形態は新しく、今の時代の企業として歩みを進めることになりそうです。
今年度は各部署共に目標を達成し、大きなトラブルなく年末を迎えることができました。
来年度からは目標以上のことをできるよう、社員一同邁進して参ります。
本年は大変お世話になりました。来年もコバヤシ精密工業を何卒宜しくお願い致します。

お知らせ
本年度の業務を、12月28日(火)をもちまして本年度の業務を終了致します。
新年は1月4日(火)より、平常通り営業させて頂きます。
来年も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。